観戦マナーについて(お願い)

阿児JFCでは、自分で考えて自分でプレーをするということを目標にしています。指導者側の指示についても、プレーを指示するのではなく、いいアイデアを出すためのヒントを指示します。もちろん、ポジショニングについての修正は行いますが。
「前に蹴れ!」「ドリブルをしろ!」「○○へパス!」とは、極力言わないようにしています。練習においても、自分たちで考えてサッカーをするということを前提にしています。
「前が空いたよ」「いいところはどこ?」「周りを観ろ!」こういう声かけをします。そこで、選手が選択したプレーについて、賢い判断なのかどうかについてを考えさせます。
サッカーというスポーツは、その流動性から与えられたプレーをしていては次の瞬間、別の展開になります。自分で、判断しないと子どもたちの柔軟なアイデアは産まれません。大人の思いもよらないプレーをすることだってあります。とんでもないプレーから、プロ並みのプレーまで。
さて、県大会以上の大会では、指導者であっても、試合中に声を出し続けると注意を受けます。指示を出すときのみ、ベンチから立って、コーチングエリアでのみ指示を出します。1回につき、1人のみ。指示できるのは、ベンチ入りした指導者のみと、ルールがあります。
保護者の皆さんは、熱くなって応援していただけるのは、選手たちの励みであります。しかし、個々のプレーに関する指示を出すと、それはペナルティの対象となります。県協会において、処罰の対象ともなりかねません。
「がんばれ!」は、応援です。「前へ蹴れ!」はコーチングとなります。ぜひ、お気をつけください。
また、保護者の皆さんが熱く応援することが、逆に選手たちが萎縮してしまうこともあります。相手チームにとって、威圧を与えることもあります。ひどいときは、相手チームに対して罵声をあびせることも以前あり、阿児JFCは解散目前までになったこともあります。ジュニアスポーツですので、相手選手であってもサッカー仲間です。まず、みなさまは、選手のサポーターとして、冷静にチームを応援してあげてください。

サッカーのことは、未熟ですがわれわれ指導者におまかせ願いませんでしょうか。

日本サッカー協会から次の冊子が出ています。ご一読ください。
http://www.jfa.or.jp/shop/products/best_supporter.pdf