食事と水分補給について

練習が終わったあとに選手から「あーお腹すいた!」という言葉を聞くと、今日は練習内容が充実していたのかなと少し嬉しくなるときがあります。
お腹が空いているとは、『血糖値が下がっている』ということです。さて、食事ですが、最も優先順位が高いのが『炭水化物』です。その一番よいタイミングとされているのは、『運動したあとすぐ』が最も効果的だといわれています。
サッカーは、スタミナが重要なポイント。筋肉の中に『グリコーゲン』を貯めることが大切となります。
炭水化物とクエン酸の組みあわせは、『グリコーゲンの合成』を促進します。クエン酸といえば、柑橘類と梅などがあります。『梅干入りのおにぎり』や『おにぎりとオレンジ類』などが手軽に摂取できるのではないでしょうか。
さて、よくあるジュースやスポーツドリンクには、おにぎりに匹敵するほどのエネルギーが含まれています。同じエネルギーをとるなら、どちらがよいかおわかりですよね。糖分は、腹持ちが悪いし、飲み物であると摂り過ぎということにも注意しなければいけません。
差し入れには、水やお茶、おにぎり、バナナ、サンドイッチなどがいいのではないでしょうか?
次に大切なのが『たんぱく質』です。たんぱく質については、次回詳しく説明します。
さて、水分補給ですが、水やお茶だけが水分補給とは限りません。食事からも水分補給ができます。ごはん1膳(300g)からは、180gの水分を摂ることができます。食材からは、いろいろなミネラルやビタミンを摂ることもできます。おにぎりには、塩を使うことで、塩分も補給できます。食材からの食事を基本とすることが大切です。