ボールについての注意事項

やわらかいボールを使っている選手が多くいます。比較的、サッカーボールと言うのは、固いくらいがちょうどいいと考えてください。空気圧を計るメーターは、チームで購入してありますのでサッカーに最適な空気圧はいつでも計ることができます。
知り合いが、学校で遊んでいたときの話です。彼らは、やわらかいゴムまりのようなボールでサッカーをしていました。遊びでやっていたサッカーだったので、彼はよそ見をしていました。その彼の目に柔らかいボールが直撃しました。固いサッカーボールなら、目の周りの頭蓋骨が、目を保護します。しかし、彼らが遊んでいたのは、やわらかいボールでした。本来なら、目に当たったとしても、跳ね返すことができるのですが、やわらかいボールなので目の中までボールが入ってきたそうです。
彼は、緊急手術のうえ、失明を逃れましたが網膜はく離という大ケガを負いました。今は、視力も戻りましたが、一時は失明するかも・・・という大ケガでした。
このときのボールは、サッカーボールではなかったのですが、検定球であることと正しくボールを扱う(固いボールを使う)ことがいかに大切であるかということを教えてくれています。彼は、『子どもたちにこの話をしてあげてください』と言ってくれました。
用具を正しく使うことで防げる事故はあります。選手たちにはよくお話をしていますが、選手たちが面倒くさいとか格好悪いとかいっても、正しく用具を使うことの大切さを保護者の皆さんも選手たちにお伝えください。